頭が良い子とは
初めまして。
まつぽんと申します。
このブログでは私自身の経験と知人のスーパーお父さん、そして大学で学んだ発達心理学を元に、「どうすれば頭の良い子どもを育てられるか」を書いていきたいと思います。
まず今回のテーマ「頭が良い子とは」について書きたいと思います。
頭が良い子の定義ってなんでしょうか?
何も教えなくても分かってしまうこと?
クラスで一番の点数を取ること?
東大に入れること?
頭が良い子の定義は人それぞれだと思います。
どれが正しくてどれが間違いということはありません。
しかし私は頭が良い子とは、
「自分から勉強に取り組み、楽しんで学習する子」だと思っています。
例えばクラスで一番のテストの点数を取った子でも、その子はとても勉強が嫌いで親に叱られるから仕方なく勉強しているという子もいるはずです。
東大に入った子でも、「勉強が嫌いで、出来ることならしたくない」という子はたくさんいるのではないでしょうか?
嫌々勉強させられた子供というのは将来自分のやりたいことが分からず、何をしていいか分からないという状況になります。
今の時代、良い大学にさえ入れば大企業に入れるというものでもありません。
また、国立大から就職したとしても、そのまま出世コースとはいかないのです。
企業の中では優秀な人が出世します。
具体的に言えば実績が出せる人ですね。
またはコミュニケーション能力が高く上司に取り入るのが上手い人なども出世します。
これらは東大に入る頭があれば叶うことなのかと言われれば答えはNOです。
勉強は得意だが、空気が読めず上司が何を求めているのか分からない。
暗記は出来るが、人とのコミュニケーションは大の苦手。
そんな人はこの世にたくさんいて、トップの大学を出たからといって優秀な人間であり、成功が約束された将来が待っているかというとそんなことは絶対ありません。
話が逸れましたが、
私は「頭が良い子」=「自分から勉強する子」だと思っています。
なぜ自分から勉強する子は頭が良い子なのかというと、その子はなぜ自分が勉強しなければいけないのか分かっているからです。
それはつまり目的を持っているということです。
自分の目的を持っているから、それを達成するため勉強しなければと自分から行動するのです。
「目的」を持つということがその子の成長とその後の人生に圧倒的に大切なことなのですが、それをほとんどの親が理解していません。
「目的なら話してるよ。良い大学に入って良い会社に就職すれば裕福な家庭が築ける。それが勉強の目的だ。」と言う親がほとんどでしょう。
しかしそれは親のエゴです。
強い言い方をすると目的を押し付けているのです。
目的とは自分から探しだし、自分で決めなければいけません。
親であろうと他の人に押し付けられた目的では、後々勉強が難しくなり壁にぶつかった時に必ず嫌になってきます。
そこで踏ん張りが効かなくなるのです。
自分で目的を探し出し、その目的に向かって勉強をする。
そして壁にぶつかった時も目的を思い出し乗り越える。
そんな経験が子供の宝となり将来に活きてくるのです。
もう一つ、「頭が良い子」=「楽しく勉強する子」
この持論について解説したいと思います。
楽しく勉強するというのは永遠のテーマでありとても難しいことです。
どんなに優秀な子でも得意不得意があるので、不得意分野は苦手になり楽しくなくなるでしょう。
ここで大切なのが親です。
親が勉強は楽しいことだと教えてあげればいいのです。
それも子供が小さいうちに。
小学生に入る前に教えてあげるのが理想でしょう。
その方法とは「一緒に楽しく遊ぶ」のです。
親が楽しそうに算数を一緒に解く。
親が楽しそうに図鑑を一緒に読む。
親が楽しそうに地図を一緒に覚える。
こういった習慣が子供を楽しく勉強できる頭へと育てていくのです。
簡単そうに書きましたが、これはとても難しいことです。
目的を教えることも、一緒に楽しく勉強することもやり方が分からなければとても難しく感じるでしょう。
自分のような素人が一緒に勉強していいのかと不安に思うでしょう。
でも実はこれらはとても簡単なことなのです。
方法さえしっかり理解していれば誰でもできます。
勉強が大の苦手な親だってできます。
その方法は次回からの記事で少しずつ書いていきたいと思います。
これらをしっかり理解し実行すれば、子供は目的を持つことの大切さや壁の乗り越え方、そして社会での生き方をスムーズに学んでいきます。
それが将来一番大事なのです。
嫌々させられた勉強の先にこのような学びはありません。
子供の将来を考えるなら子供を伸び伸び育てましょう。
決して押し付けて押し潰してはいけません。